「この人はいったいどんなことを考えているんだろう?」
ビジネスや恋愛、説教される時や告白する時、些細な日常生活など、人は他人と関わる機会があれば、自然と相手の気待ちを考えようとするものです。泣く、怒る、笑うなど、明らかに感情が表に出ている場合は、ある程度相手の心情を理解できるでしょう。
しかし、こういった感情表現がない場合はどうでしょう?中々相手の気持ちがわからないですよね。でも安心してください。人は、注意してチェックしないと気づかないような、些細な表情の変化が現れています。今回は、この些細な表情変化を読み取るテクニックを紹介していきます。
①心から笑ってる?愛想笑いしてる?
愛想笑いの特徴を知っていますか?通常、人が心から笑う場合、口元が緩んでから、次いで目元が崩れていく流れが一般的です。しかし、愛想笑いの場合、口元と目元が同時に動いて笑顔になるという特徴があります。
また、自然に発生した笑いが消える場合、徐々に笑顔が無くなっていくようになっています。例えば、友達との楽しい電話が終了した時、電話を切っても数秒間笑顔が残っているでしょう。それが、本来の笑顔です。
対して、愛想笑いというものは、一瞬で笑顔が消える特徴を持っています。違いを体感したいなら、セールスマンに自らあってみるのがいいでしょう。あの方々は、表情を作り上げるプロですから、注意してみると、通常の笑顔との違いを見つけられるはずです。
愛想笑いの特徴は、目元と口元が同時に動き、笑顔が一瞬で消える
②瞳孔に注目しよう
日常を過ごしているだけでは、中々相手の瞳孔にまで注目することはないでしょう。ですが、瞳孔にも大きな心理のヒントが隠されているのです。
人は何かに興味を持って心を惹かれた場合、瞳孔が大きくなるという特徴を持っています。
- 学校で好きなあの子を見かけた時
- 欲しかった物をプレゼントされた時
- ライブに行ってアーティストを目にした時
このような状況の時は、瞬時に瞳孔が見開き、目に光が灯った状態になっているのです。
瞳孔の変化は心が動いてる証拠
ポーカープレイヤーは、相手に自分の心情を探られないように、あらゆる手を尽くします。中には、瞳孔の動きを読まれる事を嫌って、サングラスをかける人もいるほどです。
また、心理的パフォーマンスするような、マジシャンやメンタリストも、瞳孔の動きにはかなり注目しています。
これくらい、瞳孔の動きの観察は、相手の心を読み取るうえで、重要なテクニックなのです。まずは、相手と話す時に瞳孔の変化に注目してみましょう。相手の瞳孔が大きくなれば、相手はあなたの話に興味を持っていると言う事です。
興味を持ったり、心惹かれることが起こった場合、瞳孔は大きくなる特徴がある
③目は口ほどに物を言う
「質問をした時、咄嗟に右上を向いた人は嘘を考えてる証拠だ!」なんて情報を聞いたことありませんか?目は口ほどに物を言うってことわざがあるように、人間は考える時、無意識に目線を移動させているのです。
目が無意識で動く理由ですが、人というのは左脳と右脳で働きが違います。左脳は、言語や計算などで活躍し、右脳はアイデアを考える時など創造力を働かせる時に活躍します。その中で、集中状態に入ると、脳に意識がいってしまい、釣られて目線も動いてしまうのです。
目線の方向で考えていることがわかる
人の目線を見れば、だいたいどのような事を考えているのかがわかります。例えば、嘘をついている時は、より論理的な意見を作り上げるために、左脳をフル回転させます。よって目線が右よりになってしまうのです。
- 目線の方向による特徴
- 右上:視覚に関する想像
- 右横:聴覚に関する想像
- 右下:触覚・聴覚・味覚
- 左上:視覚に関する記憶
- 左横:聴覚に関する記憶
- 左下:心の中で独り言
このように、人は何を考えているかによって、目線の方向がガラリと変わってくるのです。上を向いてる時は、視覚に関すること。横を向いてる時は聴覚に関する事を考えます。また、想像をしているという事は、何か考えを作り出していると言うことです。つまり、質問をした時に、右側を向いていた場合、嘘を作りあげている可能性があるのです。
ちなみに、左利きの人は、右左が逆転するという説もあります。万人に当てはまるわけではないので、実践を繰り返し、より確証の高い自分だけのデータを見つけるのも面白いかもしれません。
④左脳と右脳の働き
上記で言ったように、左脳と右脳の働きは大きく異なっています。
左脳は言語や計算力、論理的思考を司る脳です。記憶にも関係していますが、主に言語や数的処理を司る脳なので、記憶脳力は右脳に比べると劣っています。
右脳はイメージ力や記憶力、想像力やひらめきを司る脳です。視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感に関係し、感情をコントロールしています。音や色の違いを認識したり、物事に感動したりするのも右脳の働きによるものです。
このように、右脳と左脳だけでも全然違う働きをしているのです。ちなみに、右目線の時は左脳を、左目線の時は右脳を使っています。
顔左半分の動きに注目しよう
通常、右脳による動きは、左半身に現れやすくなります。右脳は、上記でも説明したように、感情を司る役割を持っています。要するに、人の反応は、わずかながら左半身の方に早く現れるのです。
もしも、同時に現れた場合は、あなたのトークに飽きているけども、愛想でなんとか表情を作りあげている可能性もあります。顔に注目して、左と右の微妙な動きの違い注意して、事を運ぶようにしましょう。
わかりやすい人は好かれやすい
心理学研究では、性格がわかりやすい人ほど好かれやすいという研究結果もあります。
今後、上記のテクニックで、多くの人を分析していくことになると思いますが、実はわかりやすいフリをしていた人を見つける機会があると思います。(バカじゃないのにバカなフリをしている人など)
そんな人を見つけた時は、その人を出来るだけ観察して、自分に取り入れられるものは取り入れるべきです。
なぜなら、わかりやすい人なりきることができれば、人に好かれやすいため、人生を優位に進めることができるからです。
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まとめ
上記で紹介したテクニックも、慣れるまでは中々相手の心がわからないと思います。ですが、慣れてしまえば、言葉以外からも相手の気持ちを拾えるようになります。是非明日から、会社で、学校で、ママ友会で試してみてはいかがでしょうか。
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