信号機のない横断歩道。歩行者が待っていた時あなたはちゃんと停止していますか?
おそらく、多くの人の答えが「NO」であると思います。なんたって全国の停止率はたった8.6パーセントなのですから。
「みんなも守ってないから。」
たしかに気持ちはわかります。ですが、本当にこのままでいいのでしょうか?横断歩道の実態、原因について迫っていきましょう。
横断歩道の停止率
2018年にJAFが「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」を調べた結果、日本では、平均して8.6%の人しか停止していないことがわかりました。さらに、都道府県の停止率での大きくばらつきがありました。
停止率ベスト5
停止率ワースト5
結構な差が出ていることに驚きですね。ベスト1位の長野県とワースト1位の栃木県とでは、実に65倍もの差があります。栃木県で、停止してる人を見た場合100分の1の確率なので、なかなか珍しいものです。
停止しないと懲役3ヶ月になることも
横断歩行者等妨害違反には行政処分と刑事処分があります。
行政処分
- 違反点数2点
- 6000〜12000円の罰金
刑事処分
- 3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
横断歩道の手前でブレーキを踏むかどうかでここまでの処分を喰らう可能性があるのです。いつか罰が下る前に、停止を意識しましょう。
停止しないのは「集団心理」が原因
横断歩道をこれほど停止しない背景には、人の心理に根付いている「集団心理」と言うものが関係していたのです。
この集団心理は様々な場面で現れます。
- エスカレーターで片側に避ける行為
- W杯やハロウィン暴走化
- 多数派にいた方が安心する
などなど、日常生活で馴染み深い心理効果であり、特に日本人はこの傾向が高いと言われています。「周りに合わせて空気を読める」というメリットはありますが、それとは反対に、釣り合わないくらいのデメリットを兼ね備えているのです。
- 自分を信用できなくなる
- モラルが低下する
- 群衆に意見を合わせ、思考が停止する
- 個性を失ってしまう
- 洗脳されやすくなる(既に洗脳状態)
- 問題が起こった時パニックになりやすい
などなど、集団心理は様々なデメリットを引き起こすのです。
今回の、横断歩道停止に対しても、「みんなが止まってないから止まらなくていい」という考えが出来上がってしまい、このような結果が出ているのです。
集団心理は自分を失う
先程も集団心理のデメリットを挙げまたが、要するに、自分の意見を失い、他人に合わせないと気がすまなくなってしまうのです。
これには、対策を打たないといけません。
正しいと思うことには、多数派の意見に合わせず、自分の気持ちを押し通す努力をするのです。
この記事を読んでるあなたは、「横断歩道は停止する場所。エスカレーターは歩かない偏らないがルール」と心の中ではわかっているはずです。
それを行動に移してみてください。そうすれば、あなたは「集団心理」に囚われなくて済みますし、あなたの正しい行動に影響されるものが増えていき、ルールを当たり前に守れるが広がっていくことになりますから。
他人に合わせる行為は不幸になる習慣です
停止することは自分を幸せにする
人が幸せになる条件に「他人のために時間を使い、他人に親切にすること」というものがあります。
人は、自分の存在価値が証明されると嬉しくなるものです。他人に親切にすることによって、自然に存在価値が生まれるからです。
「ありがとう!」ってお礼を言われた時、基本的に嬉しい気持ちになりませんか?それが幸せの瞬間なのです。
仮に横断歩道で停止せず、10秒くらいの時間が浮いたとして、何か得られる物がありますか?きっとほとんどの人が無いと思います。
そうなのであれば、一旦停止して、自分も歩行者も幸せな瞬間をつくりましょうよ!また、それを伝染させて、幸せの輪の中心になりましょうよ!
幸せの根拠についてはこちらから
まとめ
横断歩道を停止するかどうかで、目的地に到達する時間はほとんど変わりません。全く変わらない場合も多いです。
そうなのであれば、一旦停止をしてみませんか?そうすることで、幸せにもなれますし、集団心理から一歩離れることができますから。
一日に何時間座っていますか?