- ついつい後回しにしてサボってしまった
- 注意ミスで失敗してしまった
- 努力不足を痛感した
こういう時、自分を責めてないですか?たしかに、だらだらしてる自分や、本気を出してない自分に対してイライラする気持ちもわかります。
ですが、自分責めるよりも、自分を許してあげた方が、トータルで見るとプラスになると証明されているのです。
この記事では、自分を許すことのメリットを紹介したうえで、自分を許す具体的な手法を5選紹介しています。
自分を許してあげよう
自分を許すの能力のことを、セルフコンパッションと言います。このセルフコンパッションを鍛えてあげることで、生活が大幅に改善されます。
具体的に、どのような部分が改善されるかというと、下記のようなものです。
- やる気はあるけど先延ばしにしてしまう
- ついつい目の前の誘惑に負ける時がある
- ストレスの影響を受けやすい
ついつい自分を責めてしまいそうな事例ばかりですが、本当に改善したいのであれば、自分を許してやることがもっとも効果的なのです。
そもそも自分を責めるとどうなるの?
自身が、誘惑に負けたり、失敗したからといって、自分を責めすぎてしまうと、やる気は削がれ、モチベーションはガタ落ちします。
他人からも、「お前はダメなんだ!」なんて言われるとやる気そのものがなくなりませんか?
実際に心理学研究でも、自分を責めると下記のようなデメリットが生まれると言われています。
- 意志の弱い自分にイライラしてきて、自暴自棄になってしまう
- 表面しか見えてない他人が素晴らしく見えて、自信をなくしてしまう
- 自信をなくして、鬱病やネガティブなどを引き起こしやすくなる
当然、こんな状態じゃ、前向きな気持ちでタスクにとりかかるなんて難しいです。
さらに、自暴自棄になって、タスクそのものを放置してしまったり、制限をかけていたことを自由にやったりしてしまったりもします。
自分を責める行為は極力避けるようにしないといけませんね。
どうやったら自分を許せるようになる?(自分を許す方法5選)
自分を責めることによって生まれるデメリットは十分把握できましたね。
今回は、自分を許す能力を高めることができる、下記の5つの手法を用意しました。
- 落ち着けるしぐさを知っておく
- 悪運を持ち物のせいにする
- 現状をノートに書く
- 瞑想しよう
- 励ましの言葉を用意しておく
この5つを生活に取り入れていくだけで、あなたの生活はより良いものに変化を遂げます。順に見ていきましょう。
誘惑に弱いあなたは対処法も叩き込んでおこう
落ち着けるしぐさを知っておく
人には、それぞれ落ち着けるしぐさというものがあるのです。例えば、周囲に他人がたくさんいる状況の時は、防御態勢に入って、精神状態を少しでも安心させるため、無意識に腕を組んだりしています。
この、腕を組むという動作は、自分では気づいてないかもしれないですが、心理に落ち着かせる効果を与える役割を担っているのです。
しかし、落ち着けるしぐさと言われても、普段は意識してないので、思い浮かばないでしょう。でも安心して下さい!
下記に、一般的な人は落ち着くことの出来るようなしぐさを用意しました
人が落ち着けるしぐさ
- 深呼吸をする
- 胸に手を当てる
- 軽くジャンプをする
- 5秒間目をつぶって外界をシャットする
どれも数秒でできる簡単なものでしょう。自分にイライラして、自分を責めそうになった時は、とりあえずこのしぐさを挟んでください。それだけで、気持ちに変化が現れる可能性が大きくなりますから。
悪運を持ち物のせいにする
何か些細な失敗をしてしまう時ありますよね。
そんな時は、自分の身につけている物のせいにするのです。
どういうことかと言いますと
- アクセサリーを左手に付けてる時に、何か失敗してしまった場合は、左手に付けてるのが原因なんだ!と思い込む
- 自分の服の色を見て、このカラーは今日の自分にとってはアンラッキーカラーだから失敗したんだ
というよう、とにかく失敗の原因はものであるという考え方をするのです。そうすることによって、脳内では自分自身のせいでないと思い込むことができ、結果的に自分を許せるようになるのです。
現状をノートに書く
やる気は出してたが、結局先延ばしにしてしまった時や、目の前の誘惑につい釣られてしまった時など、失敗のした原因をノートに書きあげるのです。
そして、その原因の横に、自分を励ましてやるような言葉を書いてあげるのです。この励ましの言葉は、友人が相談してきた時に返してあげる、優しいアドバイスの言葉などにすると良いです。
ノートに書き写すことによって、可視化することができるようになり、イライラを心の中で留めておく必要がなくなります。さらに、励ましの言葉を見ることによって、自分を責める気持ちの大部分は消え去り、プラスのやってやるという気持ちに変化していきます。
ちなみに、
失敗した原因は暗い色の紙に
励ましの言葉は明るい色の紙に
書くとより効果が現れますよ。
病みノートも絶大な効果が証明されています
海外の大学実験でも検証済み
実際に、実験でも効果が証明されています。
実験では、3週間程ノートに書き写す作業を継続すれば、効果が得られるというものでした。1回5分とかからないのでやってみてはいかがでしょうか?最初は習慣付けるために、些細なことでもいいので毎日書くのがベストです。
ちなみに、半年、一年と続ける事で、自分の過去の記録を見て、「自分ってこんなことで失敗してイライラしてたんだ!もうとっくに消え去った悩みだったな」なんて考えることができ、ポジティブな感情が生まれやすくなります。
瞑想をしよう
瞑想にも今やいろんな種類があります。例えば、歩行瞑想と言って、まっすぐ前を向いて歩き、自分の歩いてる感覚に意識を研ぎ澄ますという瞑想もなどもあります。
瞑想は、自分を責める方法の対策で紹介しているくらいなので、セルフコンパッション能力を高めることはもちろん。他にも、集中力が改善されたり、気持ちがおおらかになったりと多くのメリットを生み出すのです。
ネットで調べて出てくる瞑想は基本的にどれも同じくらいの効果を発揮します。自分に合う瞑想を見つけ、1日5分からでもいいので、継続していくことが大事です。
励ましの言葉を用意しておく
自分が、つい先延ばしにしてしまうなど、失敗の原因を作ってしまった時は「人間である以上先延ばしにしてしまうのは心理学上仕方ない。自分は完璧主義だからさらにその心理は強く先延ばしにしてしまうんだ。切り替えて今から頑張れば全然問題ないじゃないか」
というように、自分だけじゃなくみんなも同じなんだ。というふうに、声かけをした上で、今からやるというプラスの気持ちに切り替える言葉まで用意していくことが大切です。
人は、皆んなと同じというだけで、十分に安心することができ、日本人であれば、なおのこと効果は高いです。
皆と同じ(安心させる)→今からやればいい(プラスの気持ちに変化させる)
という流れで作るのがベストですね。
まとめ
セルフコンパッション(自分を許す能力)は、身につけるだけで人生がより幸福なものになります。人は、失敗した時自分を責め勝ちだから、ネガティブに突入し、悪い状況にどんどん陥ってしまうのです。
自分を許す能力を理解した上で、もう一度自分自身を見直してみましょう。
先延ばしについて詳しく書いています